自己表現の育て方 Only 1|シリーズ① ── サルサは“ソース”。ミックスから生まれる「あなた流」
サルサって何だろう?
その語源はスペイン語の「ソース(Salsa)」にあります。
つまり、いろんな材料が混ざり合って、ひとつの“味”を生み出すもの。
サルサの音楽も、ダンスも同じ。
キューバ、プエルトリコ、アフリカ、ジャズ、フラメンコ……
異なる文化や身体性がスパイスのように混ざり合って、
今の私たちが踊っている「Salsa」が生まれています。
🧂「基本を習得したその先にあるもの」
初級の段階では、ステップやターンを「覚える」ことが中心です。
けれど、中級者になると次の壁が見えてきます。
「どんな自分で踊りたいか?」
「なぜか人と同じ振付なのに、自分だけしっくりこない…」
「もっと自由に踊りたいけど、何をすればいいのかわからない」
これは、あなたの中に“表現したいもの”が芽生え始めているサイン。
そしてその正体こそが、「自己表現」の始まりです。
🍅 自己表現の入り口は、「自分のミックス」に気づくこと
たとえば、あなたが以前ジャズダンスをしていたなら、
そのしなやかな動きは武器になるかもしれません。
クラシックバレエの経験があるなら、軸やラインの美しさはきっと活きてきます。
表現とは、自分の中にある素材を活かすこと。
「何が正解か?」より、「何が“自分らしい”か?」
他の人と違ってもいい。むしろ違う方が面白い。
ダンスが上手くなるコツの一つは、「自分の素材を肯定して混ぜる」ことです。
──これが、Salsa(ソース)という名前の原点ともつながっていきます。
🌶️ SHINJI自身の“ミックス”体験
私自身、サルサをベースにしながら、
・ヒップホップの重心の置き方
・コンテンポラリーダンスの流れと余白
・ハウスダンスのタイミングのずらし
・ジャズやバレエの軸やポーズ感
こうした様々なエッセンスを、少しずつ、感覚で取り入れてきました。
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
試行錯誤しながら、自分の体に合うリズムや表現を探してきたんです。
でもその積み重ねが、気づけば“自分らしい踊り”に育っていました。
🧭 「自分らしさ」は“足していく”ことで見えてくる
よく「自分らしさが分からない」という声を聞きます。
けれど、それは探すものではなく、育てていくものだと私は思っています。
- 好きなスタイルを、ちょっと混ぜてみる
- 苦手だけど気になるジャンルを、取り入れてみる
- 振付ではなく、自由に動く時間を大切にする
こうした小さなチャレンジが、あなたの“味”を育てていきます。
🎬 最後に:ミックスの先に「Only 1」が育つ
サルサは「混ざる」ことで、自由になれるダンスです。
型にはまるのではなく、型から抜けたところに、あなたの表現があります。
そして、その一歩は「自分の中にあるものを、素直に出してみる」ことから始まります。
次回(シリーズ②)では、「フィードバックと客観視」をテーマに、
さらに深い自己表現のステップをご紹介します。
📹 今回のインスピレーション動画
YouTube Shortsより、実際のスタイリングシーンをご覧ください👇
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