【Vol.123】正解(白黒)を学び、応用(グレー)で伸びる──ダンス上達の自然な順番
こんにちは、SHINJIです。
前回のVol.122では、ダンスを「正解/不正解」だけで捉えると流れが止まりやすく、グレー(濃淡)で捉える視点が上達と継続を助ける、という話をしました。
※【Vol.122】ダンス上達論|「グレー思考のすすめ」
今回のVol.123はその続きとして、双方の繋がりをまとめます。それはつまり、白黒思考とグレー思考は「対立」ではなく「順番」だ、という話です。
結論
まず最初に、今回の記事の結論から書きます。
私が数年前にMBAを取得した際に学んだ内容とも通じる部分があり、
ダンスに限らず、仕事や成長全般に共通するプロセスとしても捉えられる視点だと感じています。
結論:
① まずは白黒(正解・不正解)で分かりやすく学ぶ
↓
② その後、色々な人と踊って グレー思考(フレキシビリティ)を高める
↓
③ 最後に、自分のスタイルも混ぜて「自分なりの型(自己表現)」へ到達
1. まずは「白黒」で学ぶ:型があるから、学べる
Vol.122でも記載しましたが、ダンスを始めたばかりの頃、もしくは新しいジャンルを学ぶときは、「正解・不正解」がある方が、圧倒的に学びやすいです。たとえばレッスンでは、最低限合わせる必要のあるルールを、
- リズム(カウント)
- ジャンルの型(基本ステップや方向性)
- 共通言語(約束事)
として整理して学びます。これは、ダンスを縛るためではなく、「スタート地点を揃えるための地図」だからです。白黒(合っている/間違っている)で確認できる時期は、必要な時期。まずはここで「土台」を作る。これは大事です。
2. その後「グレー」を増やす:人が違えば、反応も違う
ただ、ある程度学んでソーシャルに出ると、必ずこうなります。
「合っているのか、間違っているのか分からなくなる」
ここで重要なのは、それは異常ではなく、正常ということです。なぜなら、ダンスは本質的に、全員が違うからです。体格・可動域・テンション・音の取り方・癖・上達フェーズ…同じ人はほぼいません。だから、ここから必要になるのが、前回のテーマでもある
です。たとえば、こんな捉え方になります。
- 今のはレッスンの形の60%くらい(残りは相手のスタイル)
- 少し違うけど、その人にはそれが自然
- 今回は難しい技より、リズム多めに寄せよう
こうした微調整が増えるほど、ダンスは止まりにくくなります。
→ 多様性を知る
→ 試行回数が増えることにより、上達が進む
→ 一緒に踊れる人が増える
3. 最終的に「自分に戻る」:自分なりの型(自己表現)へ到達
こちらが本稿でお伝えしたいことです。白黒で土台を作り、グレーで適応力を高めていくと、最後に起きることがあります。それは、自分の踊りが、自分に戻ってくる(オンリーワン)ということです。
最初は先生の型。(白黒)
次に相手にも合わせる型。(グレー)
そして最終的に、
- 自分の身体
- 自分の音の取り方
- 自分の気持ちよさ
- 自分が大切にしたい距離感
が統合されて、自分なりの型(自己表現)になっていきます。ここまで来ると、ダンスは「正解探し」ではなく、自分らしさに基づくオリジナルになります。
(補足)少しだけ「発達論・人生論」
補足として、今回の話を少しだけ発達論の視点で整理します(興味のある方だけで大丈夫です)。今回お伝えしている順番は、ダンスに限らず、仕事や人生を含めた「成長のプロセス」全般に共通する構造だと捉えています。
順番1: 白黒(標準化)=学びをスケールさせるための共通言語づくり
たとえば学校教育では、まずテストで「正解・不正解」を教えます。生活や社会を成り立たせるために、同じ基準で理解し、評価できる土台が必要だからです。
順番2: グレー(適応)=現場で反応を受け取りながらの状況適応力の獲得
しかし社会に出ると、学校で学んだ正解がそのまま通用しない場面に多く出会います。人・環境・タイミングによって答えが変わるからです。その中で、柔軟に考え、調整する力が育ち始めます。
順番3: オリジナル(自己表現の統合)=学びを自分の文脈で再編集した個人の”生き方”完成
さらに経験を重ねると、自分の夢や価値観、今この瞬間の環境に合わせて、「自分なりのやり方(オリジナル)」を選べるようになります。これは、人生における“生き方”(自己表現の統合)とも言えます。
つまり、ダンスも仕事も人生も、成長の流れは多くの場合、標準化 → 適応 → 統合という順番を辿りやすい、という、発達学にも関連した人生論へ通じる話でもあります。
※発達の流れにご興味ある方は、以下「守破離」の記事もご参考下さい。
【Vol.108】上達が止まる理由とその解決策
まとめ:白黒→グレー→自己表現(オリジナル)が自然な順番
- 白黒:まずは分かりやすい型で土台を作る
- グレー:人に合わせて柔軟性(フレキシビリティ)を増やす
- オリジナル:最後は自分なりの型に戻って、自己表現になる
なので、「正解・不正解が絶対」ではなく、「自由が正義」でもありません。
どちらも必要で、順番があるだけです。
そして、その先に、自分の自己表現を踏まえた統合フェーズで、
自分なりのオンリーワンが生まれていきます。
またフロアで。
SHINJI
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