【Vol.43】ペアとソロ、両方やると何が違う?|技術が加速する“シナジー”の理由
ダンスを始めると、多くの人が最初に出会うのが「ペアダンス」。
でも──もしダンスを“もっと上手くなりたい”と思い始めたら、
「ペアだけでなく、ソロ(1人で踊ること)」にも目を向けると、驚くほど技術が伸びます。
■ ペアダンスは、大人が始めるには最強の入口
大人になってからダンスを始める人にとって、ペアダンスはとても入りやすい構造を持っています。
- ステップ(足型)から入れるので構造的で覚えやすい
- リード&フォローがあるので、音楽に乗りやすい
- コミュニケーションが自然に生まれる
「正解の枠」があるからこそ安心して始められる──それがペアダンスの魅力です。
■ でも、踊りが“自由に見える人”は何をしているのか?
同じステップでも「あの人はなぜあんなにカッコいい?」と思ったことはありませんか?
その違いは、ソロでの“身体操作の精度”にあることが多いのです。
- アイソレーション(身体各部の分離とコントロール)
- コントラボディや軸移動
- 体幹と音楽の一体感
こうした動きの土台はソロのトレーニングでしか育ちません。
■ ソロをやるとペアが上手くなる。ペアをやるとソロが活きてくる
ソロを練習すると:
- リード&フォローの精度が上がる
- 動きに余裕が生まれる
- 表現の幅が広がる
一方、ペアを経験していると:
- 空間感覚やタイミングが身につく
- ソロ練習の意味が明確になる
- 相手との対話を意識した身体作りができる
ペアとソロ、両方やるからこそ“相乗効果”が生まれるのです。
■ おわりに:自分の“幅”を育てる、ペアとソロのバランス
ペアダンスは、安心して始められる構造。
ソロダンスは、自分の身体を“解像度高く育てる”時間。
どちらか一方ではなく、両方のバランスが取れてくることで、
踊りの質と楽しさは劇的に変わります。
もしあなたが、
- もっと自由に踊りたい
- ペアで違和感なく動きたい
- 自分らしさを表現したい
と思っているなら、週1回のソロ練習をぜひ取り入れてみてください。
きっとペアの時間に、その変化が返ってきます。
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