【Vol.79】流れるサルサテクニック編 ── ターン×肘×ハンドスロー
こんにちは、SHINJIです。
今回は、男性が自分で回るターン+肘+ハンドスローを組み合わせた流れについて、男性側の構造理解と、女性側の受け方の両方から解説してみたいと思います。
この動きは見た目に華やかで、パートナーとの流れを立体的に見せられるコンビネーション。
でも、男性が慣れていないと女性が止まりやすい。逆に女性が慣れていないと回転中のラインが崩れやすい──そんな特徴があります。
両者の視点から整理していきましょう。
🎥参考動画 – 男性ターン×肘×ハンドスローの実例
🔸男性ターン:流れを切らずに“つなぐ”意識で
男性が回る=一時的に女性の視界や動きのガイドが失われるということ。
だからこそ、回る前・回った後の接続がとても重要です。
✅ 3つのステップ構造
① 男性ターンの入り
・女性を避けて(斜め1歩前に入る – ずらし)自分が回る *正面に踏まない
・コンパクトな距離感を心がける *大きく踏みすぎない
・女性の位置を意識したまま、ターン終了のカウント2&3で元の位置に戻る
② 肘を通す or 空間整理
・ターン後、自分の肘で次の“ライン”を作る
・女性がどこに出てくるかを予測して、構え直す
・肘を女性の前に出さない *女性の顔にぶつかる可能性有
③ ハンドスローで開放
・力で投げるのではなく、円周方向へ自然に力を流すようにリード
・女性の回転に乗っている流れに対して、逆らわず沿わせる
・スロー後に次のリード(停止 or 回転)に備える
❗よくあるNG例
- ターン中に女性側へ踏んでしまい、女性との距離が詰まる *ぶつかる
- 焦って回りきる前に女性に手を出す
- ハンドスローが、力の流れがなく、ただの“投げ”になっている
💃女性のコツ:無理に合わせず、自分の流れを持つ
このコンビネーションでは、女性側にも技術的な余裕が求められます。
とくに男性がターン中は、自分の軸とテンポをしっかり保つのがポイントです。
✅ 女性側の意識ポイント
・男性が回っている間、自分でキープすることを意識 *ベーシックを継続
・急な手の変化に対して、焦って反応しすぎない
・肘が通る際は、引っ張られたと感じたら“肩を抜く” or “足で調整”して対応
・投げられたら、“力を感じながら、流れに沿ってフォローする”
*特に流れに沿う部分はポイントで、すぐに力で手を元の位置に戻すのではなく、ふわっと浮かせたり、力の流れに沿って円周を通りながら戻す、等のフォローを行うとスムーズです。
💡特にハンドスローは、「任せる」より「共に流れる」意識があると、技が美しく決まります。
💡男性側が何をしていても、リードがなければ、基本的にはベーシックを継続する意識を持ちましょう。(他のテクニックでも同様です)
🕊まとめ
リードとフォローの呼吸、主導と受容のバランス、
それらがかみ合って初めて、流れのある技になります。
・男性は力で「決める」のではなく「流れを整える」
・女性は「ついていく」のではなくベーシックを継続しつつ「一緒に流れをフォローする・創る」
その感覚があるだけで、難しい技も驚くほど滑らかに見えてきます。
またレッスンでお会いしましょう。
SHINJIでした。
📘毎週日曜クラス@新宿
毎週日曜@新宿クラスでは、
アイソレーション・ムーヴメントの基礎から、
ダンス基礎・サルサ・バチャータを、フェーズごとに順序立てて、
必要な練習を丁寧にお伝えしています。
忙しい社会人に嬉しい、1回/週で、一気通貫で学べる設計にしていますので、
興味が出てきた方、ぜひ一度ご体験くださいね。
📍毎週日曜日@新宿:
ダンス基礎・サルサ・バチャータクラス (13:15-18:00) *片方・単発受講可
コメント