【Vol.105】誘ったときに踊ってもらえる/誘われやすい5つの心得(男女別ガイド)
こんにちは、SHINJIです。
20年現場にいると、生徒さんから次のようなご相談もよく頂きます。
(男性)「断られるのが怖くて、なかなか声をかけられません…」
(女性)「イベントに行っても、踊りたい人から誘われないのでつまらないんです」
踊り始めの頃、多くお伺いするご相談でもあります。せっかく行ったのに、踊れなかったらもったいないですよね。ソーシャルダンスは「誘う勇気」と「誘われやすい雰囲気」の両輪が揃ってこそ、ぐっと楽しくなります。
🔸前提:「ダンスのお誘いはノーリスク・ハイリターン」
まず覚えておきたい前提の心構えとして、誘って断られても、基本的に失うものはありません(あるとしても、気持ちがほんの少し減る程度。でもすぐ戻ります)。また、誘われやすい所作や態度を整えることも、大きな手間がかかるものではありません。その上で、成功すれば──素敵な音楽の共有、気持ちの良い1曲、上達、そして「また踊りたい」と思ってもらえるチャンスが得られます。
失敗して失うもの:ほぼなし
成功して得るもの:新しい出会い/楽しい時間/上達/再ダンスの可能性
つまり、「誘う」「誘われやすく準備する」は、挑戦すればするほどリターンが増える行動です。ここからは、男女それぞれの視点で、自然に確率を上げる具体策を5つに整理します。
🔵 男性編:断られにくい“誘い方”の心得
1. まず”誘う数”を増やす
どんなベテランでも、100%OKはありません。相手の体調・休憩・気分など「タイミング要因」が大きいからです。断られても「自然なこと」。なので、踊るためには、まずは数を重ねましょう(目安:5人誘って3人踊れたら上出来)。60%のお誘い成功を目指し、まず数を重ねると、自然に上手な“誘い方”も身についていきます。
2. ダンスよりも礼儀正しい“誘い方”
一言でも所作はにじみます。
・目を見て微笑む/明るい声で「良かったら踊りませんか?」
・手は差し出すだけ(掴まない・背後から驚かせない・いきなり引っ張らない)
礼儀ある誘い=相手への安心の提供です。礼儀がないお誘いは、1回目はあっても、2回目が消える可能性がありますので、注意しましょう。
3. 見た目の清潔感と笑顔/礼儀が大切
初対面の第一印象は想像以上に大きいです。
・清潔な服/爪や手のケア/汗・匂いの対策(替えT・タオル・デオドラント・口臭タブ)
・笑顔と丁寧な言葉遣い
これだけで「受けてもらえる確率」が跳ね上がります。
※20年現場を見ている感想としては、普段ファッションに気を遣わない男性は、意外に自分で気づいていないパターンも多いので、ここは特に注意しましょう。
4. 断られたときは、くじ引きと一緒と思うこと
断られる=否定ではなく、きっと、ただの「運」です。相手はきっと疲れていたのでしょう(思い込んでOK)。「次の人とはどんな1曲を踊れるかな?」くらいの軽さで次へ切り替えましょう。落ち込みオーラは次の誘い成功率を下げます。
5. ゴールは「また再度踊ってもらえること」
1曲踊れたら終わりではなく、「またこの人と踊りたい」と思ってもらえるかが真のゴール。難技より安心・安全・心地よさを重視。終わりに笑顔で「ありがとうございました。またぜひ」と余韻を残しましょう。
🟣 女性編:“誘われやすさ”と“境界線”を両立する5原則
1. “誘われやすい所作”を理解する
・フロアに立つ:一番重要な所作です。どんなに素敵なフォロワーでも、座りっぱなし or 壁の花=休憩中に見えるため、男性からは誘いにくいです。フロアに立つだけで、ソーシャルダンスに、誘われやすくなります。
・踊りたいリーダーがいる場合は、その近くに立つ:踊りたいリーダーがいる場合は、そのリーダーの近くに立つと効果的です。自分からお声がけできるならば、お声がけしてみると、意外とすんなり踊れることも多いです。
・位置取り:外周の“動線の端”で軽くリズム。(壁際で腕組み=「話しかけないで」サイン。)
・表情:微笑をキープ。待ち時間は“楽しむ人”の雰囲気を。
※仕事等で嫌なことがあった日でも、表情に出るとネガティブオーラが漂います。ダンスの時間は嫌なことをできるだけ忘れて、笑顔でいる癖を身に着けると、世界が広がります。
2. 身だしなみ=安全と機能の両立
清潔感は「誘いやすいフォロワー」の第一条件です。派手に準備する必要はありませんが、良い第一印象を与える清潔感と身だしなみを、無理しない程度で良いので意識しましょう。
・笑顔:基本で最重要。
・靴:ヒール高は“普段の安定域”。滑りやすい床はスエードソール+ブラシ。
・ヘア:回転で顔に掛からない結び方(低いポニテ/ハーフアップ)。
・汗・匂い:ミニタオル、脇汗パッド、軽いボディミスト(近距離配慮)。
・服装:透け・ずれ防止インナー。アクセは相手を傷つけない形状。
3. 断り方=境界線の技術(Noは短く、感じよく、明確に)
・「ごめんなさい。今は休憩中なので、少し後で。」
・「この曲は好きじゃないんです。」
・同じ人の連続誘いには:「今疲れていて…」
・不快な接触には:「知らないテンションに疲れてしまって…ちょっと休みますね。」
説明の義務はありませんので、短く・感じよく・明確に。
身を守ることもマナーの一部で大丈夫です。
4. 受けてからの30秒:踊りやすさを自分から作る
相手に合わせるフォローを明確に表現します。相手が初心者でも、求められていない教え魔や逆リードは控えた方が印象が良くなります。
・相手の段階やスタイルに合わせる意識を持つ。
・笑顔をキープ。
・視線を相手に戻す(全く見ないのは避ける)。
・分からないリードは、止まって微笑+軽い首振り(言葉不要・安全第一)。
「踊りやすさ」を提供できる人は、自然とまた誘われるようになります。
5. 余韻と“次の曲”の設計
・終わりに一言:「ありがとうございました。」
・誘われやすい所作を継続:曲後、フロアに立つ、外周で軽くリズム。
・今日は終わり:タオル/椅子に座るで明確クローズ。
⚠ 共通:事故らないための“3つの地雷”と置き換えフレーズ
1) 過剰コーチング(曲中の指導)
NG「そこ違う」「もっとこうして」 → OK「相手のスタイルに可能な範囲で合わせる」
2) 不要な接触
NG:背中・腰・脇腹への不用意タッチ → OK:肩甲骨外側/肩・上腕+掌で“示す”(掴まない)
3) 酒・体臭・香水強すぎ
NG:強い香りの重ね塗り → OK:無臭〜微香+汗ケア
🤝 断られたときの“品のいい返し方”(男性向け即応テンプレ)
「ありがとうございます。タイミング合うときに、またぜひ。」
「休憩中、了解です。お水行ってきます。」
言い訳しない/食い下がらない/笑顔で退くが三原則。フロアは狭い、評判は回ります。
🔸補足:ダンスは“技術”より先に「誘い方と身だしなみ」
“誘う・誘われる”という部分にフォーカスした場合、ダンスの内容も勿論ありますが、それよりも、誘い方と身だしなみ=コミュニケーションの質の方が重要と感じます。心理学でも、人は“話す内容”より話し方・表情・態度から印象を受け取ると言われますが、例えば、同じ「踊りませんか?」でも――
- 無表情・小声・猫背・手を掴みにいく → 不安/抵抗感
- 微笑み・明るいトーン・目線・オープンな姿勢・手は差し出すだけ → 安心/好印象
つまり、ダンスの内容より“誘い方”と“身だしなみ”が先に効くということです。これは男性・女性どちらにも当てはまりますのと、誰でも意識すれば準備できる事だと思いますので、是非実践してみて下さいね。
🔸まとめ
ダンスは人とのコミュニケーション。礼儀正しく、自信をもって(=明るい態度と清潔感)臨むだけで、踊れる、誘われる確率は目に見えて上がります。一期一会を是非楽しんで下さいね。
深堀されたい方は、「また踊りたくなる人」の特徴も、合わせてご参考下さい。
【Vol.68】また踊りたくなる人の特徴3選──「うまさ」よりも「心地よさ」
またフロアで。
SHINJI
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