“オリジナル”で踊るということ
「オリジナルで踊る」──ダンススタイル宣言
はじめに
「それってサルサなの?」
「サルサなのに、違うジャンルも混ざってますよね」
実は私自身、過去にこんな言葉を何度も受けたことがあります。
『あの人のサルサはサルサじゃない。邪道だ』
はい、いわゆる私のスタイルには、社交ダンスやストリートダンス含めたフリースタイルの要素もある程度ミックスしています。もう少しいうと、視点としては、ダンス全体の視点で見ているので、そもそも、サルサ・バチャータだけにこだわっていません。ジャンルも拘りなく、ペアもソロもすべてがダンスです。だからこそ、そう言われたことも一度や二度ではありません。
でも、私は“ずれていた”のではなく、自分の中の感覚に正直だっただけなのです。
自分のスタイルについて悩んだ時期もありますが、今は胸を張って言えます。
「それでいい。それが自分なんだ」
型よりも、“感覚”で踊る強さ
サルサにも、バチャータにも、技術的な基礎やステップはもちろん大切です。けれど、それ以上に私が大事にしているのは、
「心地よいと感じる自分だけのムーヴメント」
- 音楽のグルーヴに身を委ねる
- 空気を裂くようにステップを刻む
- 指先や視線まで、“気持ち”を込めて動く
正解なんてありません。
あなたの“オリジナル”が、あなたの最大の魅力です。
オリジナルだからこそ、深く共鳴する人に出会える
私がこの“オリジナルのまま”踊ることを選んでから、不思議と
『あなたの踊り、好きです』
と声をかけてくれる方が現れるようになりました。
周囲に合わせていた頃よりも、もっと深く、
“世界観”に共鳴してくれる仲間が増えていったのです。
これが、“自分らしさ”で生きる力なんだと、体感しています。
オリジナル=自己表現
ダンスは、言葉のいらない“自己紹介”です。
ジャンルは関係ありません。皆がダンサーです。
だからこそ、他人と比べる必要なんてない。
「私はこれが好き」
「私はこう感じている」
そのシンプルな想いを、身体で表現していけばいい。
それが、あなたのスタイル。それが、あなたのリズム。
最後に:そのままで、進もう
違っていい。変わっていていい。
むしろ「オリジナル」であることこそ、今の時代に必要なダンスの在り方だと思います。
そのまま、自由に、あなたの感覚で。
誰よりも、あなた自身が「気持ちいい」と思える踊りを。
静かに確かに、今日も踊り続けましょう。
SHINJI
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