【Vol.17】オリジナルで踊るということ

Bachata

“オリジナル”で踊るということ

「オリジナルで踊る」──ダンススタイル宣言


はじめに

「それってサルサなの?」
「サルサなのに、違うジャンルも混ざってますよね」

実は私自身、過去にこんな言葉を何度も受けたことがあります。

『あの人のサルサはサルサじゃない。邪道だ』

はい、いわゆる私のスタイルには、社交ダンスやストリートダンス含めたフリースタイルの要素もある程度ミックスしています。もう少しいうと、視点としては、ダンス全体の視点で見ているので、そもそも、サルサ・バチャータだけにこだわっていません。ジャンルも拘りなく、ペアもソロもすべてがダンスです。だからこそ、そう言われたことも一度や二度ではありません。

でも、私は“ずれていた”のではなく、自分の中の感覚に正直だっただけなのです。

自分のスタイルについて悩んだ時期もありますが、今は胸を張って言えます。

「それでいい。それが自分なんだ」


型よりも、“感覚”で踊る強さ

サルサにも、バチャータにも、技術的な基礎やステップはもちろん大切です。けれど、それ以上に私が大事にしているのは、

「心地よいと感じる自分だけのムーヴメント」

  • 音楽のグルーヴに身を委ねる
  • 空気を裂くようにステップを刻む
  • 指先や視線まで、“気持ち”を込めて動く

正解なんてありません。

あなたの“オリジナル”が、あなたの最大の魅力です。


オリジナルだからこそ、深く共鳴する人に出会える

私がこの“オリジナルのまま”踊ることを選んでから、不思議と

『あなたの踊り、好きです』

と声をかけてくれる方が現れるようになりました。

周囲に合わせていた頃よりも、もっと深く、
“世界観”に共鳴してくれる仲間が増えていったのです。

これが、“自分らしさ”で生きる力なんだと、体感しています。


オリジナル=自己表現

ダンスは、言葉のいらない“自己紹介”です。

ジャンルは関係ありません。皆がダンサーです。

だからこそ、他人と比べる必要なんてない。

「私はこれが好き」
「私はこう感じている」

そのシンプルな想いを、身体で表現していけばいい。

それが、あなたのスタイル。それが、あなたのリズム。


最後に:そのままで、進もう

違っていい。変わっていていい。

むしろ「オリジナル」であることこそ、今の時代に必要なダンスの在り方だと思います。

そのまま、自由に、あなたの感覚で。

誰よりも、あなた自身が「気持ちいい」と思える踊りを。

静かに確かに、今日も踊り続けましょう。

SHINJI


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