【Vol.93】他人のソーシャルダンスを評価したくなったときの注意点と心構え──自己完結のすすめ

Bachata

【Vol.93】他人のソーシャルダンスを評価したくなったときの注意点と心構え──自己完結のすすめ

こんにちは、SHINJIです。
ペアダンスの現場に20年いると、

「最近のソーシャル、あの人ちょっと下手じゃない?」
「リードが雑で基礎ができていないから、レベルが合わない
「一緒に踊っても楽しくないから、正直当たりたくない」

——そんな“上下での評価”の声を少なからず耳にしてきました。

踊り続ければ、自分なりの基準が生まれるのは自然です。
とくに競争心が強い場では、周囲を「上手い/下手」で見がちにもなります。
ただ、その評価の目に寄りかかりすぎるほど、最終的にいちばん苦しくなるのは自分——現場で見てきて、何度もそう感じてきました。

🔶上下評価をすると、ブーメランで戻ってくる

安全性に関わるケースなど例外もあるため一概には言えませんが、
他人のソーシャルダンスを上下で評価する癖がつくと、経験的に次のような“損”が生まれやすいと感じています。

1. 単純に自分がイライラする
まずこれだけで損です。気分のコストが高い。

2. 自分が評価されることにも敏感になる
現場の体感では、上下評価しがちな人ほど、いざ自分が評価されると過敏になりがち。唯一の“正解”を決めつけるほど、二値(白黒)思考に寄り、視野が狭くなって好き嫌いが強まる → ストレスが増えるという流れが起きます。

3. 評価はブーメランのように戻ってくる
他人を上下で評価するほど、同じ物差しで自分も見られます(返報性の規範)。”厳しい評価を投げる→相手からも厳しい評価が返る→周囲”に伝播し、ネガ側に傾いた評判として残りやすい(ネガティビティ・バイアス)。結果、跳ね返りのダメージが自分に来ます。

なお、「ダンスの上手さ」と「上下評価思考」は、現場を見てきた感覚では強い相関は感じにくいです。発言は多いのに実演が伴わない、いわゆる“批評モード”に無自覚で入ってしまうと、上記の跳ね返りがより大きくなりがちです。

まとめますと、他人のダンスを上下で裁くことは、ストレスが溜まるだけでなく自分を傷つけるリスクも高めます。

※ 競技や安全配慮の場では、必要な指摘があります。
※ ここで言うのは、日常のソーシャルにおける上下裁定を手放すという視点です。

🔶本来、”上も下も無い”

本来ダンスの習熟度自体に“良い・悪い”はありません。
ただ、習熟度の違いがあるだけです。
そもそも、スタイルも上達の段階も、全員が違う条件なので、
習熟度が異なること自体は、上も下もありません。

それぞれのフェーズにおいて、
みんなが最高で、みんなが次の課題を抱えている。
経験値の違いはあれど、上下目線で、
他人のソーシャルダンスを評価をするほどの大義なんて、実はないのです。

自分に合わないから嫌なのであれば、
シンプルに礼儀正しく離れたり、お断りすれば良いだけです。

🔶視点の変え方──自己満足できる”自己完結化型”を引き出しに持つ

他人のダンスを上下で評価したくなるときは、言い換えれば相手に自分の満足を委ねている状態です。ペアダンスではあっても、出発点はいつも同じ。「まず自分自身で、自分のダンスそのものを楽しめるか」——ここが本来いちばん最初のポイントだと思います。

もちろん、たまたま行ったイベントでフロア全体のスタイルが自分と合わないこともあります(その場合は場所を変えるのが吉)。ただ、日常のソーシャルで相手の習熟度しだいで満足度が上下したり、イライラが増えるなら、少しもったいない。自分のハンドルを他人に渡してしまっている合図かもしれません。

そんなときこそ、自分で完結できる快感ポイント(リズムの乗り方・ベーシックの質・小さなスタイリングなど)に戻って、まずは自分のダンスを心地よく整えていきましょう。相手と合わないと感じても、

・自分で完結できる動きに集中(ベーシックの深掘り、ツイスト など)
・リード&フォローに依存しないスタイリングを楽しむ
・どんな相手でも一定レベルで“乗りこなす”ための最低限の運転スキルを磨く
音楽を楽しむ
・別の視点で楽しめることを見つける 例. 会話、アイコンタクト

この「自己完結」が重なるほど満足度は上がり、相手の細かいクセが気にならなくなります。むしろ“自己完結スタイリング”を練習するチャンスだと捉えられるはず。

そして不思議なことに、自分のダンスに満足してポジティブでいられると、合わないと思っていた相手の合う部分も見えてきます。結果として、人に囲まれ、自然に心地よい時間が広がります。

「上下評価」でつながりを狭める関係よりも、「共鳴」で自然につながる関係のほうがずっと心地いい。ダンスは相手の否定ではなく表現の共有——この視点が、長く楽しく続けるコツです。

🌱まとめ

  • 評価の目はブーメラン:投げるほど自分に返ってくる
  • 主観の結論:他人を評価する人は、自分も評価されやすく、結果的にネガティブな評判を受けることが多い
  • 自己完結:相手に依存せず、自分で出来る上達に目を向けると満足度が上がる
  • 共鳴:ポジティブな自分に、自然と同じ空気の人が集まる

合わないかも、と感じたソーシャルでも、
自己完結含めて、ぜひ“自然で気持ちいい”を一つ、見つけてみてくださいね。

🎥参考サルサソーシャル動画

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