【Vol.126】ダンスの人間関係で疲れない人の共通点

Bachata

【Vol.126】ダンスの人間関係で疲れない人の共通点

こんにちは、SHINJIです。イベントのソーシャルタイムで、来て下さった方からこんなご相談をいただきました。

「人間関係で悩んでいます。元々合わない人ではあったのですが、冷たくされたり、無視されるようになりました。嫌な視線もあって、居心地が悪いのですが、私から仲直りを言うのも違う気がしていて……。どうしたらよいですか?

ダンスの場でも、こういう悩みは実は珍しくありません。踊りそのものとは別の話に見えて、「安心して踊れるかどうか」に直結する大事なテーマです。

今回はこの相談を起点に、気持ちの持ち方や精神論ではなく、人間関係における関わり方の”構造”を整理してみます。


結論: 人間関係に悩まない人の共通点―他人よりも、自分の”ダンスを楽しむこと”を優先している

まず、結論から記載します。様々なパターンがあるので一概には言えませんが、20年間現場を見てきた視点でお伝えできる共通項として、ダンスの場で人間関係に振り回されにくい人は、優先順位がはっきりしています。

それは、「誰が(他人が)自分をどう思うか」よりも、「自分がどう踊りたいか(どうダンスを楽しむか)」「今日はどう過ごしたいか」を優先している、ということです。

これは冷たいわけではなく、自分の時間・エネルギー・集中先が明確なだけです。言い換えると、人間関係で何かあっても、周囲の視線や感情に“飲み込まれない”状態に近いです。

まとめると、たとえ人間関係で何かあっても、ダンスの方へ優先軸があると、必要以上に揺れなくなる傾向があります。


整理① 人間関係でしんどくなる人ほど、相手の機嫌や評価を背負いすぎている

20年間ダンスの現場にいる視点として、ダンスの人間関係で悩む人は、経験上、以下のような思考が回りがちのように思います。

  • 「もしかして、私、あの人に嫌われている?」
  • 「私のせい?」「何がいけない?」
  • 「私から相手に話しかけた方が良い?」

人間関係の悩み自体は、色々なパターンがあります。その上で上記感覚は、相手側のバランス、相手の緊張、相手の気分、いらいらやストレスを、全部自分側で背負って対応しようとしている状態です。当たり前ですが、その場合、当然苦しくなります。

「相手の機嫌」が本当に悪いかどうかは分かりません。ただ、仮にそうでも、それは基本的に、相手が勝手に持つ、相手の領域(相手の責任)です。私たちが背負う必要のないものまで気にして、自ら一緒に背負うと、心もダンスも重くなります。


整理② 「仲直りすべきか?」の答えは、“修復義務”ではなく“選択”

ご相談にある、「私から仲直りを言うのも違う気がする」という感覚は、とても大切なポイントです。人間関係は本来、「選択」として結ぶものであるはずです。

分かりやすい話をします。ここはペアダンスという独特の空間なので、一般社会にはない、手に触れる(繋ぐ)という行為がスタンダードです。例えばこの一点の例でも、身体的に近くなりがちなので、感覚として一気にお互い近くなる環境が、構造として有意に存在する世界です。また、コミュニティでは特に大人のサークル的なノリもあります。よって、誰とでも仲良した方が良いかな、という気持ちが生まれること自体は、とても自然です。

だからといって、勿論全ての人と仲良くなる必要はありません。ペアダンスの世界だって、無理に踊らなくていい相手もいれば、今は距離を取った方がいい相手もいます。ペアダンスの空間が常態化すると、私たちはつい混同してしまいがちですが、相手により「適切な距離感」を選び直すのは、弱さではなく社会の階層において、必要な技術です。


具体策(現実解)

ここからは、人間関係に悩んだ場合の、現実的な動き方を整理します。

  • ① まず距離を取る(安全確保)
    無理に明るく振る舞わず、必要以上に近づかない。まずは“自分の心の安全”を最優先としてOKです。
  • ② 事実と解釈を分ける
    「無視された」=事実 / 「嫌われた」=は個人の解釈。ここを分けるだけで、感情の暴走が止まることがあります。例えば「嫌われた」ではなく、「自分にとって、その人との適切な関係値と距離が分かった(むしろ良かった)」と解釈することも可能です。
  • ③ 仲直りは“義務”ではなく、“余裕があるなら選択肢”
    もし言うなら「正しさ」でなく「短い礼儀」で十分です。
    例:「この前はごめんね。私は大丈夫だよ」それ以上の回収作業は不要です。
  • ④ 反応が荒れる人は“構造”として扱う
    感情的な攻撃や悪口がある場合は、相手の未整理さが出ていることが多いです。私たちとは別問題なので、”ああ、こういう人(=構造、ものとして見る)なんだな”と扱って大丈夫です。

改めて、全ての人と仲良くなる必要はありません(むしろその選択肢は、どちらかというと無理ゲーです)。大切なのはダンスの場なので、私たち自身が自分の軸を守ったまま、踊れる場所・距離感を選ぶことです。


論点:ダンスの場で、人間関係が安定している人の共通点

①でも触れましたが、ダンスの場で人間関係が安定している人の共通点は、他者からの評価が揺れたり、否定されたりしても、「ここはダンスの場だ」という内的な堅さを持っていることが多いです。

これは、「いつも自信満々」とか、「常に自分の価値を感じている」という意味ではありません。大きな違いは、人間関係そのものを取りに行っていない、という点です。言い換えると、人間関係“だけ”を目的にすると、どうしても、

  • 誰と仲良くしているか
  • どう見られているか
  • 自分は受け入れられているか

といった点に意識が向きやすくなり、結果として、人間関係の悩みが増えやすくなります。一方で、ダンスの場でダンスの比重をきちんと高めている人は違います。

・音楽をどう感じたいか
・今日はどんな質感で踊りたいか
・何を練習し、何を楽しみたいか

こうしたダンスそのものに集中していると、不思議なことに、同じ方向で踊りたい人、同じ温度感の人とは、自然に共鳴が起きます。

もし、その場でまったく共鳴が生まれないとしたら、それは個人の問題というより、その場自体が「ダンスよりも別の目的が強い場」──極端に言えば、ただの飲み会サークルになっている可能性もあります。(その場合については、無理をする必要はなく、場所を変えれば良いと思います。)

改めてですが、共鳴できる人たちとだけ、共鳴すればOK。それが、ダンスの場で人間関係を安定させる、もっともシンプルで健全な考え方です。だからこそ、他者の肯定は必須ではなく、あれば嬉しいけれど、なくても崩れない。場とダンスを信頼しているからこそ、必要以上に確認を求めず、しがみつかずにいられるのだと思います。


🎯 まとめ:最初の質問に戻ります

最初の相談に戻ります。

「冷たくされたり無視されるようになりました。居心地が悪いのですが、私から仲直りを言うのも違う気がしていて……。どうしたらよいですか?」

今日の内容を踏まえて答えるなら、こうです。

  • ✔️ 他人の機嫌を背負いすぎない(相手の領域は相手のもの)
  • ✔️ 安心できない場からは距離を取る(自分の安全が最優先)
  • ✔️ 仲直りは修復義務ではなく選択(余裕があるなら礼儀として短く)
  • ✔️ 安定している人の共通点:人間関係よりもダンスの比重が高い人

人間関係は、他人の気持ちまで背負いすぎると、しんどくなる構造があります。だからこそ、無理に抱え込まず、距離と軸を取り戻しながら、ダンスを楽しんでいきましょう。

※より内容を深堀したい方は、こちらもご参考ください。
【Vol.101】 人間関係に困ったら──ダンスの世界に学ぶ“ちょうどいい距離感”

またフロアで。
SHINJI


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